30円の缶ジュースは怖くて飲めません
梅雨が明けていよいよ本格的な暑い夏の到来です。
これから、猛暑、そして酷暑の時期に突入ですね。
ただ今でも十分暑いので、外出時には
つい自販機のジュースに引き寄せられてしまいます。
そう!最近ビックリしたのですが、
神戸三宮の駅前で30円の缶ジュース(お茶)を目にしました。
30円の缶ジュースは、正直、怖くて飲めません。
安すぎて・・・
容量や宣伝広告の多寡によって値段は違いますし、
コンビニで買えばもう少し安いでしょうが、
今の時代はだいたい100円~160円程度が
缶ジュース1本の相場だと思っています。
ですので、個人的な見解なのですが、
たまに見かける80円とか、50円の缶ジュースって、
「本当にもうけがあるの?」「赤字覚悟?」「在庫品処分?」
という疑問があるのと同時に、これまで見たこともない缶ジュースだと
「体に悪いものとか入ってないの?」と心配になります。
そして、それらを下回る30円の缶ジュースなんて
私にとっては心配・不安以外の何ものでもありません。
まぁ、"安けりゃ良い!"という需要はある(購入者はいる)んでしょうね・・・
さて、缶ジュースに限らず、
我が業界でも"安価な評価料金"を提示する業者は存在します。
先日も不動産の鑑定評価の相見積もりに参加しました。
ご依頼目的や評価する不動産の概要を伺って、評価内容を検討し、
それにかかるスケジュール(工程)を見積もったうえで、
さらに、相見積もりですから、割引もして札を入れたのですが、
結果は落札できませんでした。
落札した金額は当方の半分程度だったそうなので、
落とせるはずがありません・・・
もちろん、商売ですから"ある程度"の割引は当然ですし、
ご依頼者の立場からすれば、より安い方がいいのは当然です。
サービスの品質(中身・内容)がご依頼者の満足するものであるなら・・・
ほかのいろんなサービスと同様に、
不動産鑑定書も大事なのは「品質(中身・内容)」です。
ご依頼者(社会・世間様)の問題や課題に対して、
そもそも何が問題(課題)なのか、を定義して
その問題(課題)をどのように解決していくか、
を不動産鑑定評価書によって提示(アドバイス)します。
そして、より良いサービスの品質を担保するためには、
ほかのいろんなサービスと同様に、相応の費用が発生します。
今回の落札金額は、どう考えても工程面から安いものでした。
とにかく落札したいがための赤字覚悟なのか・・・
人件費が安い事務員に大半の作業をさせるつもりなのか・・・
とにかく、ご依頼者様が困るような「エイヤ!」というような
"どんぶり勘定"で査定根拠の薄い評価書でないことを願うばかりです。
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