何事も信用第一!
たまに街中で「試供品」を配っている場面に出くわします。
タバコとかお菓子、飲料系など、新製品の販売促進活動ですね。
興味があるものなら、つい受け取ってしまいますが、見たこともない&聞いたこともない企業(団体)のものだったら無視します。
なぜなら「信用がないから」です!
やっぱり仕事のことは当然ながら、仕事以外のことでも「相手が信用できるかどうか」は大事なことですよね。
さて、不動産業界で直近の一番大きなニュースは、ちょっと前まで連日にわたり報道されていた、マンションが傾斜した問題です。
これと同じようなニュースが過去にありました。
姉歯設計による建築偽装です。
有名なニュースなので覚えている方も多いかと思いますが、鉄筋の数が足りず、強度に問題がある物件を多数建築していた事件です。
この問題があった後、どうなったのか?というと、建築確認の厳正化が行われ、建築コストの増加に繋がりました。
そして、今回のマンションの傾斜問題ですが、姉歯の時のように、建築物の杭打ちに対して、既存の建物の見直しをさせたり、これからの杭打ちに対してもっと厳正にしていく可能性があります(当然と言えば当然です)。
その結果、どうなるのか?というと、これまた姉歯の時と同様、建物を新築するコストが上がる可能性があります。
そのため、新築マンションの購入を考えてられる方は、政府が法改正に動く前に買った方が「資金面」では有利ということになります(「安全面」ということになると、杭打ち業界の大手でも、事務処理ミスなどとほざいていますが、結果的には”偽装”が発覚したという事で、なかなか信用できないのですが・・・・)。
個人的に注目していますが、高速増殖炉「もんじゅ」も、その運営主体が”信用できない”として廃炉の可能性があると報道されています。
「もんじゅ」のようにスケールが大きいから信用が第一というわけでなく、スケールが小さいものでも信用がなくなれば、その世界から消え去ります。
やはり何事も「信用」が一番です!
今回の傾斜問題の当事者(販売元や施工業者)は、「目に見えない」からといって、地中の「くい(杭)」打ちを手抜きしたばかりに、信用をなくして「くい(悔い)」が残っているでしょうね・・・・
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