相手のことをおもっているか?
統一地方選挙が昨日終わりました。
弊所は駅前にあるのですが、
比較的人が集まる駅前は、選挙演説をするには適所なので、
連日、大音量の候補者演説を耳にしていました。
はっきり申し上げて、苦痛で、早く選挙が終わらないかと
指折り数えていたぐらいです。
「選挙まで、あと○○日しかありません!」
→大音量で訴えること??
「△△の通行料金を下げます!」
→ほかにも交通手段はありますけど・・・・
ほかにも、いろいろ思うところがある演説がありましたが、
何より一番、キツかったのは、ある女性候補者が
「厳しい選挙です!どうか当選させて下さい!!」
と、大音量のキンキンとした”金切り声”を投げ散らかせたときです。
これまでも実績がある候補者で、いろいろな場面で目にする人でした。
何かのイベントで挨拶をするときも、短い時間で要点を伝えるので
(→これって、大事ですよね 笑)好感を持っていました。
でも、あのキンキン声を発したときは、目の前に行って「黙れ!!」と、
言いたくなる衝動に駆られました。
たとえ、これまで実績があり、それなりに信用があったとしても、
一度の”失敗”で、そんな実績や信用が崩れ去るかもしれません・・・・
とくに士(サムライ)業は、「信用第一」ですので、どんな内容であれ、
信用をなくす「失敗」=「命取り」と成り得ます。
キンキンの金切り声の候補者は、意義のある内容の演説をしていたのかもしれません。
でも、あの数秒の、演説を耳にする者がどんなおもいをするのかを考えず、
他人を不快にさせたキンキン声は、何人もの支持者をなくしたことと思います。
どんなことであれ、自分の言動は、自分自身にベクトルを向けるのではなく、
相手のことを思うものでなくてはならないですね。
「人の振り見て、我が振り直せ」です。
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