不動産の事前調査について触れさせてもらいます。
今月は「不動産調査」のことを触れておりますが、
今週は、簡単ですが、不動産調査の【前段階】について触れてみたいと思います。
いきなり現場に調査に赴きましても、「事前調査」が不十分では、実際の現場でアタフタしてしまいます。
ですので、ご依頼があった際にはまず、評価の対象となる物件を事前に確定させて頂き、現地調査の前に、
・法務局での面積や形状、権利関係の調査、
・役所での都市計画や道路等の行政的条件の調査
・可能ならばヒアリング
を済ませます。
「ヒアリング」を”可能ならば”としたのは、実際に物件を見ない(確認しない)うちに、物件の性格(例.自用が可能な物件なのか、収益用の不動産と性格づける事が可能なのか)を決めつけてしまい、先入観を持って評価することを避けるためです。
ただ、実際、対象の物件の所在地を伺った際には、地域の状況がアタマに浮かぶことがほとんどですので、ある程度の”性格付け”の作業を進める事がほとんどです。
また、都市計画や道路等の調査(内容の確認)のために役所を訪れますが、経験的には、役所での担当部署の調査は上階から下階へと進めていくことが効率的ですし、午後は担当者が外出のため不在の場合が多いので、午前の早い内に訪問するのが適当です。
さらに、法務局での調査について、法務局は住居表示でなく、地番及び家屋番号での対応となるのですが、どうしたら良いのか不明ならば(そもそも”地番”って何?)、窓口等の方に尋ねれば、本当に丁寧に教えて頂けますし、お昼の12時から13時のいわゆる昼休み時間も対応して貰えます。
なお、はるか昔は、偉そうな係員ばかりでしたが、最近は本当に丁寧な応対ですので、逆にこちらが恐縮することもしばしばです。
評価の対象となる物件によっては、調査方法が多岐にわたりますが、上記の内容が共通した【事前調査】の内容となります。
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【編集後記】
昨日から始まったTVドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」、
すっかり引き込まれました。
いつもは事前に原作本に目を通してから、ドラマと原作との違いを楽しみますが、
今回は予備知識なく、ドラマ自体を楽しみたいです。
今年の流行語は”イズム”かな??
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