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10年後はどうなっているのでしょう?

唐突ですが、アナタの「10年前」はどんな状況だったですか?

ちょうどその頃にご結婚をされて、幸せいっぱいだった(←過去形?笑)方がいらっしゃるかもしれません・・・
それとも、社会人に成り立てで、希望に燃えていた方がいらっしゃるかもしれません・・・
反抗期の子供も、あの頃は素直で良かったなぁ~と、思い返す方がいらっしゃるかもしれません・・・(←それは私のこと?爆)

私はその頃、勤務鑑定士として、ひたすら鑑定評価書を書いていました(爆×2)。

書いても書いても裁ききれず、何とか切りの良いところまで仕上げて、終電やタクシーで帰宅し、夜中の3時に就寝して、また翌朝に定時出勤ということも何度かありました。

心身ともよく保ったな、と思い返しますが、ちょうど今の自宅を建てたばかりの頃で、気も張っていたせいもあり、何とか乗り切ってたアラフォーでした。

今から思えば、鑑定スキルを磨けた時期だったわけで、今の私の礎を作ってもらった頃でしたが、一方で「一回ポッキリの人生」がこれでいいのか?と思い始めた頃でした・・・・

それから今までの間に弊所の開業をはじめとして、いろんなことがありましたが、思い返せば”アッという間の10年”でした。

話は変わって先週の新聞ネタですが、「ロボット(人工知能)」に関する報道が立て続けにありました。

まず、アメリカIT大手のグーグルとイギリスグーグル・ディープマインド社の研究チームが開発した、碁のコンピューターソフトが欧州のプロ棋士と対戦し、5戦全勝したというものです。

人工知能を搭載したコンピューターソフトは、チェスや将棋においてはトップ棋士と肩を並べているらしいのですが、囲碁は打つパターンがケタ違いに多い上、陣地争いという相対的で複雑なルールがあるため「人間の最後の砦」と言われてきたらしいです。

でも、データや経験を自ら学習するプログラムにより、とうとう「最後の砦」も攻略したようです。

また、同じ時期に日本国内でも、ソフトバンクが人型ロボットの「ペッパー」が中心となって接客する携帯電話ショップを東京に期間限定(3月末~4月初)でオープンすると発表しました。

個人情報の確認をはじめとする契約手続きの一部は店員が支援するようですが、客の呼び込みや受付、来店目的の聞き取りなどはペッパーが担当するとのことです。

このように、この10年の間に機械(人工知能)の躍進は本当に目覚ましいものです(まさに「日進月歩」!)。

いずれ人間に取って代わることも否定できません・・・(末恐ろしや・・・・)

これも先週の新聞報道なのですが、野村総合研究所とオックスフォード大学の研究者が、日本国内の職業601種類を対象に、人工知能に置き換えられる職業を調査したところ、10~20年後には約半数の49%に当たる人間がロボットに代替できる可能性が高いとの推計を発表しました。

代替可能性が低い職業としては「人との意思疎通が必要な職業」らしく(医師、教員、美容師など)、そうでない職業(一般事務やタクシー運転手、清掃員など)は代替可能というのです。

不動産鑑定士が不動産の経済価値を判断するのが「仕事」なのですが、これには関連するデータの収集検討が必要であり、経験も不可欠です。

でも、碁のコンピューターソフトの報道にあるとおり、「データや経験を自ら学習する」プログラムは開発済であり、「口下手」で「人見知り」なので人との意思疎通も苦手な私としては少々ネガティブになってしまいます・・・・

さて、きっと”アッという間”でしょうが、これから10年後はどうなっているのでしょう?

これを読んで頂いているアナタのお仕事は、人工知能に取って替わられることはないですか?
(そして、偉そうなことを言いますが、アナタは命じられることを鵜呑みにする「組織のロボット」になっていませんか??)

「現状維持」は退化していることと同じだそうです(←周りが進歩成長しているから)。

10年後、人工知能に取って替わられないためにも、今日から(今この瞬間から)「進歩」していきましょう!(でないと、10年後に後悔しますよ・・・・)



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