「朝」のチカラ
NHK連続テレビ小説『あさが来た』に夢中です。
明治の女性実業家「広岡浅子」をモデルにしたドラマで、最初、このドラマのタイトルはただ単に、夜が明けて1日が始まる「朝」、そして明治維新という「新しい時代の到来」をかけてるだけじゃん・・・・と、思ってたけど、すっかりハマっちゃいました♪
ところで、あなたは朝型人間ですか?それとも夜型人間ですか?
「夜」を人生の苦難や試練、そして「朝」は希望や好転に例えられます。
(→太陽が顔を出す瞬間がその象徴で、だから元日の朝のに初日の出を拝みたくなるんですよね)
仕事の計画を練ったり、勉強するのは「朝」の時間帯が効率的だというのは、ほぼ常識ではないでしょうか。
与えられた仕事をこなす日中は、左脳と顕在意識がフル回転して現実の問題に対処していますが、目覚めてから1、2時間はまだボーッとしているため、右脳と潜在意識が働きやすく、その時間に、日中には一生懸命頭をひねっても出てこないようなアイデアや発想やヒラメキが難なく出てくる(いや、「降りてくる」という方が適切ですね☆)可能性が大きいようです。
実際、私も権利関係がややこしい鑑定評価業務の評価方針を、日中に論理的思考をする左脳を使って決めようとしても、途中で行き詰まってしまい、どんなに試行錯誤してもアイデアが出てこないときがありましたが、「朝」のチカラを信じて、サッサと早寝をして、次の日の朝一番に(布団の中で)スラスラと方針案が決められた経験があります。
早朝は仕事のアポもないし電話もかかってこないし、集中力を発揮するにはゴールデンタイムなのです。
ただ、朝は「もっと寝ていたい」という誘惑があります。
(→寒さが厳しいこの時期は特に・・・・)
その誘惑に打ち勝つために「早起きは三文の得」ということわざがあります。
実は、この「三文」、今のお金に換算すると90円くらいで、江戸時代でも大した金額ではなかったようです。
つまらない芝居を「三文芝居」といい、二つ束ねても三文でしか売れない商品を「二束三文」といいます。
また、出来合いの安価なハンコを「三文判」と呼ぶように、「三文」は大して価値のないものの代名詞だったようです。
ですので、きっと「早起きは三文の得」ということわざは、損得勘定の「得」ではなく、人としての生き方の価値を示す「美徳」の「徳」のことなのでしょうか。
「三文ほどの小さな徳」でも、毎朝早起きを続けていると、やがて習慣となって、その習慣が徳のある人格をつくり、右脳と左脳、潜在意識と顕在意識をバランスよく働かせることのできる強い脳が作れるということではないでしょうか(直観力や判断力が冴えてくるみたいな・・・・)。
そうは言っても、やっぱり「夜型人間」の方が圧倒的に多いと思いますし、それはそれで良いと思います。
(→一般的に、楽しい時間帯は「夜」ですから・・・)
面白そうなテレビ番組は夜ですし、美味しい料理は大概夕食に出てきますし、大概のお付き合いは夜の酒場です。
お酒が入ると女性がキレイに見え、気前の良い男性に女性は心を許します。
(→だから「歴史は夜に作られる」って言うんですかね・・・)
でも、「朝」のチカラを知っている人が少ない方が断然差別化ができます。
「朝」には何かあるんです!
何かに行き詰まったなら、生活習慣を朝型にしてみては?!
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