この時期は卒業や転職など「環境」が変わる時期ですね。
私の娘もこの3月に中学卒業となりました。
彼女自身としていろいろあった3年間だったでしょうが、ブレずに歩んでくれたことにホッとすると共に、これからの環境の変化にも変わらずブレずにいて欲しいと期待してしまいます。
また、フェイスブックでつながってる高校の同級生がこの春に転職すると投稿してました。
これまでの環境から飛び立つ決断をした勇気にエールを送らずにはいられません。
さて、環境が変化するのは特定の人だけではないです。
中長期的な観点からすれば、私の環境もアナタの環境も変わっていきます。
厚生労働省が出している「働き方の未来2035」というレポートがあります。
1年半ほど前に出されたものですが、これを読むと20年後の日本が何となくイメージできます。
斜め読みでレポートをながめてみました。
まず、「20年後」を展望する前に「20年前」を振り返ってみると、1996年は前年に発表された「Windows95」で湧き、世界は一気にネット時代への大きな変革の幕開けとなったとあります。
そうだったなぁ~と思い返すと共に、この20年でものすごく技術が進化していることがわかりますし、結論としてSNSを利用したバーチャルなコミュニティが一段と重要な位置を占めるようになっているのは間違いないでしょうね。
レポートから気になったところを抜粋してみます。
- 2035年、世界の人口は現在の73億人から85億人まで増加する一方、日本は1.27億人から1.12億人に減少
- 他方、長寿化が進むため少子高齢化がさらに進み、現在の26.7%の高齢化率が33.4%まで拡大
- 産業別就業者数は、「情報通信業、医療・福祉、その他サービス」のみが増加、その他の産業は軒並み減少
- 世界のほとんどの人々が高速なモバイル通信に接続
- 2035年には各個人が自分の意思で働く場所と時間を選べ、自分のライフスタイルが自分で選べる時代に変化している事こそが重要で、技術革新の成果はそのために積極的に活用されるべき
- 2035年には「働く」という活動が単にお金を得るためではなく、社会への貢献や周りの人との助け合いや地域との共生、自己の充実感など、多様な目的をもって行動することも包摂する社会になっている。
- 自立した個人が自律的に多様なスタイルで「働く」ことが求められ「働く」ことの定義や意義が大きく変わる。そのためには、必要な能力開発や教育がどの世代に対しても十分に行われ、社会貢献も含め、多様な自己実現の場が提供されているべき。
- 2035年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人はプロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクトが終了するとともに別の企業に所属するという形で人が事業内容の変化に合わせ柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。その結果、企業組織の内と外との垣根は曖昧になって、企業組織が人を抱え込む「正社員」のスタイルは変化を迫られる。
詳細を読みたいのでしたらコチラから
↓↓↓
「働き方の未来2035」
※ヘタな本よりも未来予測としてわかりやすいです。
そして、このレポートを目にして次のことを考えてみることを提案します。
『自分が今向かっている方向は時代の流れに合っているか?』
『このままやり続けて、この先は厳しくなるのか?未来は明るいのか?』
経営者や事業主にとって、時代の流れを読むことはすごく重要です。
サラリーマンでも自分の仕事の需要はあるのか?と考えないと仕事は無くなります。
これからの時代は、時間や場所にとらわれず、プロフェッショナル同士がプロジェクト単位で仕事をやっていく時代になっていきます。
そうなると必要とされるプロフェッショナルなスキルや考え方が必要です。
ですから、これからの時代に自分がやっていること、自分が目指している方向が拡大するのか?縮小するのか?
このことを考えてみる必要があります。
何となくでも考えてみて、変化するだろうと予測する環境にワクワクしますか?
それとも不安でドキドキしますか?
「ビジネス環境が変わっても誰かが助けてくれる」
こんな風潮が漂ってる護送船団方式の業界やビジネスは”お先真っ暗”でしょうね・・・
アナタの業界やビジネスは20年後という未来が見えてますか?
その未来に興奮でワクワクしますか?不安でドキドキしますか?
不安でドキドキするなら今までどおりの毎日を過ごしますか?
アナタに、そして自分自身に問いかけて、今日の結びとします。