先週のブログでオススメの小説を紹介しましたが、今週はオススメの映画を紹介します。
スバリ!
『ダンケルク』です。
テレビCMでも宣伝しているので、この映画のことをご存知の方は多いかと思います。
でも、念のため、この映画のあらすじ(某新聞での広告内容を抜粋したもの)を書いておきます。
※”告知芸人”のアンジャッシュ渡部が語っていると想像しながら読んでみて下さい(^-^)
『ダークナイト』『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督が初めて実話に挑んだ話題作。
第二次世界大戦中にフランス北端の港町「ダンケルク」で展開された史上最大の救出作戦を描く。
1940年、ダンケルクでは英仏連合軍の兵士40万人がヒトラー率いるドイツ軍に追い詰められていた。
若きイギリス兵トミーは仲間のアレックスらと救助を待ち望む。
背後は海。
陸・空からは敵の攻撃が迫る。
限られた時間で兵士たちを救い出すため、対岸のイギリスでは民間船までも動員した作戦が動き出す。
民間船の船長ドーソンは危険を顧みず自らの意思で息子達と出発。
空軍のパイロットも形勢不利ながら出撃する。
果たしてトミー達は脱出できるのかッ?!
前評判ではイイ!という意見と、
つまらなそう・・・とか、安っぽいといった意見がありました。
そんな意見を踏まえて、実際にこの映画を観ました。
何より圧倒的な映像表現に衝撃を受けました。
主人公達が海に投げ出されるシーンでは無意識に息を止めてしまってました(^^ゞ
また、地上で救出を待つ兵士達の「一週間」
救出に向かった多くの種類の船が集まる海での「一日」
援護射撃をするイギリス空軍パイロットの空での「一時間」
というように、異なる時間軸で陸海空が切り替わり、
ラストはキッチリ収束する展開は見事に尽きます。
燃料切れの戦闘機が砂浜に不時着するラストシーンは幻想的な映像美です。
そして、実際に戦場にいるような圧倒的臨場感がある映像の見事さだけでなく、ストーリーも良かったです。
印象に残ったのは、何より多くの民間船が”自分の意思で”救出に向かうシーンですね。
グッと来るものがありますよ!(オトコはこうでなくっちゃ!)
そのほかにも、九死に一生を得て港町にたどり着いた兵士達に向かって盲目の老人が声をかけるシーンですね。
「よくやった」と声をかける老人に対して若い兵士が「生き残っただけだ」と自虐的に言い捨てます。
すると、老人が一言、(勝つことが全てじゃないと言いたげに)「十分だ」。
負けず嫌いの私に対して何かを悟らせるようなシーンで、心にすごく残りました。
機会があれば是非映画館での鑑賞をオススメします。