京都市伏見区にある「かくれた金運スポット」に行ってきました。
京都市伏見区と言えば、酒蔵と幕末ファンにお馴染みです。
大河ドラマ『西郷どん』にハマってる酒好き不動産鑑定士には魅力的な街です。
さて、この伏見区には「金運の寺」として密かな人気がある大黒寺があります。
観光客もまばらな住宅地の中にたたずむお寺ですが、平安時代から続く歴史と、ご本尊が財運と出世・子孫繁栄の神様である大黒天ということで訪れる価値はあります。
境内には「金運清水」という大黒天に供えられる霊験あらたかな「金運の水」が湧き出ています。
こちらの「金運清水」は、金運はもちろんのこと、厨房守護や子孫繁栄の御利益もあるとされています。
口にさせてもらいましたが、伏見の水らしく、まろやかで柔らかい軟水です。
大黒寺の本尊「大黒天」は秘仏なので一般公開は60年に一度
その代わりといっては何ですが、本堂の前に「おさすり大黒さん」がいます。
本堂の入口に水が入った大きな壺が置いてあります。
中をみると、お賽銭が水の中に沈んでいますが、硬貨を沈めて壺の中央にある筒の中に入れば幸せになれるという運試しです。
私も2回試しましたが、なかなか難しくてダメでした・・・
この大黒寺から道を挟んでほぼ反対側には金運アップの神社「金札宮(きんさつぐう)」があります。
「金札宮」という名は大昔に金の札が降ってきたことから付いたとか。
小さな神社ですが、金運の神様としてコアな人気がある神様です。
ちなみに、鳥居から続く道が途中でくの字の折れ曲がっているようにみえます。
これは神様が通る道と人間が通る道は別の方が良いという神道の考え方によるものだそうです。
そこで人間が真っ直ぐ入れないようにわざと道を曲げているわけです。
金札宮のご利益は「五穀豊穣」「火難除去」「開運・幸福」で、金札宮のご祭神は、白菊大明神(天太玉命・あめの ふとだまの みこと)、天照大御神(あまてらす おおみかみ)、倉稲魂命(うがの みたまの みこと)。
天太玉命は占いや儀式をつかさどる神様、天照大御神は日本の守り神、倉稲魂命は五穀豊穣の神様です。
倉稲魂命は伏見稲荷のご祭神でもあって「お稲荷様」と呼ばれてますが、金札宮では倉稲魂命と呼ばれています。
神様は同じなので豊かにしてくれる神様であることには違いありません。
鳥居をくぐってすぐのところにクロガネモチの木があります。
樹齢1200年ともいわれ、京都市の天然記念物になってます。
ちなみにクロガネモチの木は「苦労しなくても金持ちになれる」という意味に解釈できるので、金運の木だと言われてます。
境内には恵比寿社、稲荷社、金刀比羅社、大国主社等の末社があり、開運財運の神様が勢ぞろいです。
えびす様も祀られてました。
金札宮のおみくじはちょっと変わっています。
無料で試せるおみくじなのですが、鉄でできているのでかなり重いです。
中から鉄の棒を取り出して、出てきた棒に刻まれた数を読み、正面に書かれた額の文字と照らし合わせて吉凶を判断します。
でも額にかかれた文字が読みにくくて、吉か凶かの判断するのがやっと・・・でした。
きっと、近いうちに御利益があるでしょうから、お礼参りに行かねば!です。