現在、不動産鑑定士の大半は
毎年9月中旬に公表される
「都道府県地価調査」の作業中です。
さて、その地価調査の対象となる
土地を含めて、
不動産の価値を判定するためには
昨今の経済トピックを抑えた上での
5年後、10年後・・・といった
長期的な視点が必要です。
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なぜなら、不動産の価値は
経済状況(景気)が良ければ上昇、
悪ければ下落といった具合に
その動向に大きく影響を受けるので・・・
(まぁ、不動産に限らず、ですが)
でも、実際はそんな視点を持たない
不動産鑑定士「もどき」も
多数存在しているのは残念無念・・・
↑
税金を使ってるのだから
地価調査に関する会議を
公開したらいいのに・・・
↑
とはいえ、
「どこどこではこういった売買事例がある」
といった個別具体的な情報も出るので
公開というわけにはいかない・・・
と、脱線しました。
目下のところ、
抑えておかないといけない
経済トピックといえば
「米中貿易戦争」と
それによる経済悪化の懸念です。
なぜなら、アベノミクスの実態は
日銀の異次元緩和策による
円安効果をテコにした輸出拡大や
企業の収益拡大策であり、
外需頼みの政策なので、
今回の米中貿易戦争によって
アベノミクスの限界を
露呈させた格好だから・・・
『外需がダメなら内需で!』
と行きたいところですが、
賃上げが広がらないので
消費の大きな伸びは期待できません。
そのため、「10月の消費増税延期」
という声もあると報道されてます。
この消費増税延期については
『おいおい!チョット待てよ!』
と、個人的には文句を付けたくなります。
そもそも内需の柱の個人消費の
勢いがない根底には
老後や子育てといったことに対して
根強い不安があるからでしょ?!
その点を考えたら、
(選挙が気になるんやろうけど)
社会保障制度の再建に欠かせない
消費増税はやるべきでしょ!
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その点、トランプ大統領は
報復関税があるとわかっていても
ヤルと言ったらヤル!という
胆力がありますよね。
好きやないけど・・・
当然、消費増税は不動産の価値に
大きな影響があります。
なので、地価調査の会議では
その辺の影響の程度をどう捉えるか?
という議論をしないといけないのに
出てくる発言内容といえば・・・
とても恥ずかしくて
同業やと思いたくないほど
ド素人的発想ばかりです。
すみません
また脱線しました。
どうしても、ポンコツ鑑定士どもに
心を乱されてしまいます。
まだまだ修行が足りない未熟者です。