Blog/2014-04-07

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不動産調査の具体例です

不動産の鑑定評価のご依頼を受けて、現地に伺い、該当物件を拝見するのですが、

具体的に何を拝見(確認)させて頂くかと申しますと、基本的には以下のとおりです。

【土地】
 ①境界関係(境界鋲の有無、越境)
 ②空中障害(電線、航空法等)
 ③高低差(擁壁整備の状態等)
 ④近隣状況(臭気、騒音、嫌悪施設等の有無)
 ⑤地盤・土壌(土壌改良、活断層等のハザード情報、汚染可能性の有無)
 ⑥地歴(過去所有者・活用法、他人給排水管、コンクリート塊等の有無)
 ⑦都市計画(用途制限、建築制限等)
 ⑧埋蔵文化財包蔵地
 ⑨土地の権利(借地権や地役権、通行権等の有無)

【建物】
 ⑩遵法性(容積違反等の既存不適格の有無)
 ⑪耐震性(新耐震基準か否か)
 ⑫有害物質(アスベスト等)
 ⑬修繕・管理(雨漏り、修繕履歴、亀裂や腐食の状況)
 ⑭テナント(滞納や過去事故の有無)

ざくっと思いつくものは以上のとおりで、物件の種類によっては、これら以外のものもチェックさせて頂きます。

不動産鑑定士は、対象となる不動産の値付けを行う事を生業としていますが、値段を付ける前提として、対象となる不動産にどのようなリスク・特徴があるか、をまず明確にしなければなりませんので、事前調査を含めて、上記項目は基本的に確認します。

全く欠点がない人間などいないように、完璧な不動産はありません。

例えば、不動産を売りたいなどとお考えの場合に、リスクを隠す事は結果的に後々のトラブルとなる可能性があります。

綿密な調査によりリスクを明確にして事前に対策を取る事が重要なポイントです。

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【編集後記】

 また愚息と親子ケンカをしてしまいました。
 態度の悪さのカチンときたのがキッカケです。
 大人げなかったなぁ、と思いつつ、冷戦状態です。
 
 以前に「子育ては親育て」と聞いた事がありますが、まさにそのとおりです。

 親自身が成長しているのでしょうかねぇ
 (ホント、欠点だらけだと反省です)



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