Blog/2013-09-13

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悪口を あまり言いたく ないけれど

ある同業他社の報告書を目にする機会がありました。

内容がどういうことなのか、”解説”して欲しいというのがキッカケでした。

「不動産の鑑定評価」は、対象不動産の経済価値を貨幣額で表示すること、つまり、”値段”をつける(見極める)ことであり、
その過程を説明するのが業務ですので、お金(報酬)を頂いてやる以上、当然ですが、プロ意識をもって仕事を行うものです。

説明すべき(記載すべき)項目は決まっていますし、国家試験に合格して一定の知識・能力をもつ専門家が行うことだから、誰が評価しても、同じ(若しくは同じような)評価になるのでしょう?
と、一般の方は思われるでしょう・・・・

でも、
報告書の文章の流れと、算定される”値段”の導出過程がかみ合わず、しっくりとしない報告書・鑑定評価書を発行してしまう不動産鑑定業者も、残念ながら、おります。

村本が目にした同業他社の報告書も、報告書の前段と後半の内容が食い違った(筋が通っていない)ものでした。

以前に作成した報告書を流用して(コピペして)報告書を作成して、以前の内容が一部残ったのか、
繁忙のあまり、他の案件と同時並行で業務を行い、ゴチャゴチャになったのか、それとも
能力自体がお粗末なのか、原因はわかりません。

不動産鑑定士には「値段だけ出してくれたら、それでいい」と、ご依頼される事があるかもしれません。

でも、不動産鑑定士にはその値段を出した過程・理由をご依頼者様に説明する義務があります。
ですので、不動産鑑定士にご依頼等をされる際には、出来る限り、意見交換を含めた説明会等のお時間を取って頂き、不動産鑑定士を十二分に”ご活用"して下さい。

今日もブログをお読みいただき、ありがとうございました。



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